Thursday, August 24, 2017

とぅばらーま




こんばんは!ティダノミユキです。


中国では台風のせいで甚大な被害が出ていますね。。
ニュースの映像を見ると、台風のなか海辺で遊んでいたり危機感があまりない様子…
自然の脅威を侮ってはいけないですよ!と声を大にして言いたくなります。

みなさん自然災害には十分気をつけましょう!!命どぅ宝ですよ!(>_<)












さて、今日のテーマは「とぅばらーま」について。



「とぅばらーま」とは、


八重山民謡といえば…というぐらい八重山の代表的な唄の一つです。






民謡はある唄を一つあげても、数え切れないくらいの歌詞があります。



大体は唄い始めの部分が母体となって時代を超えて唄い継がれていきますが、
その過程で誰が作ったのかもわからない歌詞がその後に続いていることが多くあります。



あまり唄われない歌詞はだんだん馴染みの薄いものになっていきますが、
三線の本にはちゃんと書き留められて存在しています。



民謡一つをとってもいくつもの時代を超え、それぞれの時代を生きた人たちの思いが紡がれていると考えると、私はなんだか宇宙の星を見上げるのと同じ気持ちになります。



宇宙規模の合作と言っても良いのかもと思うのです。(ちょと大袈裟ですが笑)







話を戻しますが、「とぅばらーま」には数えきれないほどのたくさんの歌詞が存在しています。



そして今現在もその歌詞は増え続けています。


毎年とぅばらーま大会というのが各地で開かれていますが、そこで選ばれた新しい詩が発表されています。





「とぅばらーま」という言葉の意味は、恋人という意味です。


これは女性から男性を呼ぶ時の言い方です。


逆に男性から女性を呼ぶ時は「かぬしゃま」と言います。




「とぅばらーま」という唄の名前の通り、もちろんこれは恋唄でもあるのですが、故郷や人の暮らしを唄ったうたでもあります。




その中の一つを今日は三線の師匠から教えてもらったので、紹介したいと思います。






「とぅばらーま」

一、 島(すぃま)ぬ隔(ひだ)みや 海と山とぅ
   肝(くぃむ)ぬぬけ たんでぃぬけふぃるな
   ンゾーシヌ たんでぃぬけふぃるな





これは島を出た人が、生まれ島の八重山を唄ったうたです。



簡単に訳すと

「島を隔てているのは海と山だけれども
 心は離れていないから、どうか遠くに行ったと思わないでください」


といったような内容です。






民謡は、うたの持つ魅力を知れば知るほど恋しくてやみません。



実は今日、師匠から来年のとぅばらーま大会に出てみたらどうかという声をかけてもらいました。

上手く唄えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、精一杯勉強したいなと思います。





来年の大会まで約1年。



頑張ってみようと思います!





それでは、また明日✨


Good night!!
Miyuki




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