Thursday, August 10, 2017

名護の図書館で「山城知佳子映像作品上映会」




こんにちは!ティダノミユキです。

先日、映像作家で美術家の山城知佳子さんの作品を見てきました。



第1部に『ノーラ・チッポムラin沖縄』

第2部に『あなたの声は私の喉を通った』『沈む声、紅い息』『肉屋の女』『土の人』


の5作品が名護の図書館で上映されました。






 


 
 
 
 
 
山形国際ドキュメンタリー映画祭



山城知佳子さんは、今年の10月に行われる、山形国際ドキュメンタリー映画祭への出品が決まったそうです。

この映画祭に出品できるということはとても名誉あることで、ここからカンヌ映画祭へ出た有名な監督も多いとか。


同じ沖縄からこんなすごい方が活躍していて、世界へ挑戦しているなんて話を聞くと、本当に勇気づけられます。




作品を見た感想ですが、

第1部の『ノーラ・チッポムラin沖縄』はとてもわかりやすかった印象です。
これは、アフリカのジンバブエから沖縄へ来たノーラさんを追ったドキュメンタリー作品でした。
アフリカの音楽と映像がよく合っていてかっこよかったです。
ただ一つだけ、もう少しノーラさんという人物の深い部分を見たかったなと思いました。沖縄で何をどう捉えて表現したかったのか、もっとノーラさんのことを知りたいという気持ちになりました。


第2部の4作品は、第一部の作品とは全く異なり、映像作家の作品とはこういうものなんだなと知る機会となりました。
全てフィクションではあるのですが、とてもリアルに感じられる作品ばかりでした。
どの作品も生々しくて、中には怖いと思うものもあったし目を背けたいものもありました。
エンターテイメント性の高いいわゆる映画とは違って、目に入ってくる映像がとても内面的に衝撃を与えてきます。



こういった芸術性の高い映像作品を見るのは初めてだったので、今回色々な発見や初めての体験がたくさんありました。



まだまだ私の知らない世界もあるし、そこで活躍している素晴らしい人たちもたくさんいると思うと、もっと視野を広げて出会いを大切にしたいなと思います。




昨日8月9日は、長崎の原爆の日でしたが、
式典で被爆者の方が「原子雲の下で起きた真実を伝える写真の力を信じ、これからも被爆の実相を伝え…」と話していたことがとても印象的でした。


戦争体験者から話を聞く機会がどんどん少なくなっていく中、実際の写真や映像が伝えてくれる力というものは大きくなっていくのだろうと思います。


そこに私たちも向き合う努力は必要だと思いますが、

ただ、山城知佳子さんの作品のようにフェイクションだからこそ内面的リアルに伝わるというところもきっとあって、映像作品に関わらず、芸術作品が担う役割も重要になってくるんだろうと思います。




長々と書きましたが、誰かの作品に触れてみることは良いことですね。

うまく言えませんが、自分の中で色んなものが生まれてきます。笑







それでは、今日も良い一日になりますように!


See you!!◡̈
Miyuki





山形国際ドキュメンタリー映
 
 
 
 
 
 
 
 

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